徒然日記
日々徒然を語っております。別名、更新記録日記
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2006
10,29
22:52
久しぶりに……
CATEGORY[出来事]
とりあえず、(ようやく)稼動開始。
文化祭前で、その上レポートとかがかなりたまっている事もわかっていながら、ちょっと自分を追い込んでみてます(笑)
……でも、免許ももうすぐ取れそうだという見込みができたことと、アルバイトが一段落したのが大きいかな?
……打ち上げの準備もかなり忙しいのですけどね。
そんなわけで、以下、少しリハビリ。SSです。
何か妙に暗いけど気にしない。
ティンクと……誰かです。お好みでご想像ください。
「あ、危ないっ――!」
必死に戦っている合間に聞こえた少女の声。
やや高めの、細いが良く響く鈴のような音だ。
それを感じると同時にフワリと風が自分を包んだのを感じた。
何だ……?
とても、優しく、暖かい。
こんなに緊迫した状態でありながらも安らぎ、そして、その中にいつまでも身を沈めていたいと思う。
俺はふっと目を閉じた。
――無事でいて……――
また、声が聞こえた。
どこか、遠くの方で。
何となく、彼女がどこかにいってしまうような気がしてそっとその名を呼びかけてみる。
まぶたの裏に浮かんでいた少女の面影が徐々に薄らいでいった。
それからどれくらいたったのであろうか。
いや、実際は数十秒程度のものであったのだろう。
しかし、再び自分が地に降り立った時、別の場所に下りてしまったのかと思った。
なかったのだ。
全てが。
今まで闘ってきた場所――黒い石造りの城が見る影も無く、廃墟のごとく崩れ落ちている。
そして、敵の姿も、愛しい少女の姿さえもが消えていた。
一瞬、全てが夢なのだと錯覚してしまいそうなほどに。
ただ、もうもうと立ち昇っている砂埃だけがそれがつい先程起こった出来事なのだと告げていた。
呆然と視線をさまよわせる。
どこかに……。
僅かな期待を持って。
捜し求めていた姿はあっけないほど簡単に見つかった。
無残に変わり果てた姿で。
「ティン…ク……?」
返事は、かえってこない。
いつもは笑顔と共に振り返って答えてくれたのに。
その名を呼ぶ自分の声さえもどこか遠くから聞こえてくるようだ。
僅かに黄色の混じった明るいライムグリーンの髪はバラバラに広がり、同色の瞳は閉じられていた。
肌はただえでさえ色白なのに、今や抜けるように蒼白い。
それまるで、人形の様に。
ぐったりと手足を投げ出していた。
そして、何よりも痛々しい折れた羽根。
微かに色々な色に変わりながら輝いていた薄い羽根が無残に折れている。
「――……っ」
涙すら出てこない。
できることは、ただ、強く、変わり果てたその少女を抱きしめる事だけ。
ざく、ざく、ざく……土を踏みしめる音が単調に響く。
男が1人、小さな桐の箱を大事そうに抱きしめて荒野を歩いている。
時折吹きつけてくる風になびく髪を払い除けようともせずに、ただ、黙々と歩き続けた。
辺りにはかつては大きな建物だったのだろう石の残骸が残っている。
男はそこで足を止めた。
「……着いたぜ」
答えが返ってこないことは分かっていながら、そっと箱の中の少女に向かって話しかける。
「――お前とは、ここで出会ったんだよな」
それは、ほんのつい先日の事のように思える事。
男はしばらく目を瞑り思い出に浸っていたが、やがて、その場所に小さな穴を掘った。
一連の動作が終わると、男は何も言わずに立ち去った。
ただの一度も振りかえらずに、ひたすらに前を見つめながら。
その後を、一陣の風が、全て分かっているとばかりに優しく駆け抜けていった。
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